相模学童2回戦 VSひのきビートルズ(0-1)敗戦

強さの証明

それは強者に勝利することでしか達成できません。

相模原市の絶対王者、ひのきビートルズ

春季大会は三連覇、直前の秋季大会でも二連覇を果たした、誰もが認める相模原市のチャンピオンです。

強い旭フェニを証明するのにこの上ない相手です!
今年最後の大会で絶対王者への挑戦権を得ました!


今年は各大会で上位まで勝ち上がってきた旭フェニですが、ひのきさんとの公式戦での対戦は初めてです。


雲行きも怪しく、冷え込みも厳しい中アップをして試合開始を待つ旭フェニナインでしたが、試合開始とともに激しい雨模様に・・・


冷たい雨が降りしきる中、選手たちの闘志は熱く燃えていました!


いつも以上に大きな声で応援をするベンチメンバー。
それに応えるようにナイスプレーをする選手たち。

1回表、ひのきの攻撃
1アウトから先頭バッターを出しますが、続く3番バッターをダブルプレーに打ち取り、上々の立ち上がりをみせます。

1回裏 旭フェニの攻撃
先頭のゆうた(竜)
父の「集中~!」の声が届いたか、初球から甘い球を逃さず、レフト前ヒットで出塁します!

2番四球職人つばさ
1番ゆうたの足を警戒したか、コントロール抜群の相手エースが乱れ、四球でチャンスを広げます!
続く3番かなとが確実にバントで送り、1アウト2・3塁とさらにチャンスを広げて4番へつなぎます!

しかし相手は絶対王者。
今まで幾度となく修羅場を潜り抜けてきた王者にとって、これくらいのピンチはピンチに非ず。落ち着いた守備で0点に抑えられ、先制のチャンスを逃します。

2回表
ひのきの攻撃は、絶対王者の中の絶対的支柱、U-12日本代表でもあるキャプテンからの攻撃です。
日本代表との対戦にリキんだのか、はたまた雨のせいか、めずらしくたいきがコントロールを乱し、四球で歩かせノーアウトのランナーを出してしまいます。

しかしエースのピンチを救うのが女房の仕事!
盗塁を試みた相手ランナーをキャッチャーたつやがドンピシャの送球で刺し、流れをもっていかせません!

その後、エラーでランナーを出しますが、味方のエラーを守り切るのがエースの仕事!
得意の牽制でランナーを刺し、ピンチを未然に防ぎます。

2回裏
2アウトからゆうひがヒットで出塁し、たつやが四球でつなぐと、相手の牽制が逸れる間に進塁し、初回に続いて2,3塁のチャンスを作ります!

ここで1番ゆうた(竜)の打球は、左中間へ!
先制の期待に応援団が湧きました、歓声は一瞬でため息に・・・
さすが王者の外野陣。広い守備範囲と抜群の安定間で左中間のするいどい打球を難なくキャッチされ、またも先制点はお預けに。。。

その後はなかなかチャンスが作れなかった旭フェニですが、守備では、エースたいきの力投で決定打を許しません。

「エース」たいき。
今まで何度もそう書いてきたし、事実今年の旭フェニのエースはたいきです。
でもこの日のたいきは今までのただの「良いピッチャー」ではありませんでした。

この日たいきが奪った三振は5つ。
そのうち4つはエラーで出たランナーに得点圏まで進塁され、流れが悪くなりかけたところで奪ったものでした。

今までもエラーが続いても腐らず、崩れずというのがたいきの良いところでした。
この日はそれに加えて、エラーで出たランナーを絶対にホームには返さない、という強い気持ちがピッチングに現れていました。
その気迫の前に相手の強打者のバットがことごとく空を切ったのだと思います。

苦しいところで何とかしてくれる、そういう期待感、責任感に真のエース像を見た気がします。


今日のたいきなら1点取れれば勝てる!
そんな期待感すらありました。

しかし、その1点を取らせないのが王者たる所以。
3回以降は固い守備の前になかなかチャンスを作れず、気づけば、0-0のまま最終回に。


このまま延長戦に突入かと思われましたが、勝負の分かれ目は突然訪れました。
7回表、1アウトから相手バッターは日本代表!

1ストライクからの2球目でした。
右中間へのライナーは無情にも松の木を囲うラッキーゾーンに吸い込まれ、ホームランに。。。

相手ベンチの盛り上がりが、いかにここまで苦しい展開だったかを物語っていました。

最終回、何とか反撃したい旭フェニでしたが、3人で抑えられしまいゲームセット。

絶対王者を苦しめたものの、1本のホームランに泣きました。。。


しかし、、王者相手にがっぷりよつの投手戦!
自分たちの力を遺憾なく発揮し、王者をあと1歩のところまで追い詰め、見事に強い旭フェニを証明してくれました。


君たちは強い!

胸をはって帰ろう!