6年生にとっては、協会の大会としては最後の大会となる秋季大会。
その最終戦にして、間違いなく今年のベストバウト。
最高の試合は最高のライバルがいて初めて成り立ちます。
今回の対戦相手の上鶴間ブラックスさんとは、ティーボール大会の全国大会出場をかけた神奈川県予選の準決勝、田野倉杯の準決勝と、2年前から鎬を削ってきた間柄です。
そして6年生になった彼等がチームの集大成となる秋季大会の準々決勝で三度交えました!
先制したのは旭フェニックス。
2回裏 4番ゆうた(小)が四球で出塁すると、たくみの三塁ゴロが相手のエラーをさそい、ノーアウト1・2塁のチャンス。
バッター6番たいきへのサインはヒットエンドラン!
ショートゴロの間にスタートを切っていたゆうたは一気にホームを狙いますが、相手の素早いリカバリーで三本間に挟まれてしまいます!
しかし、忍者のごとき瞬発力ととっさの判断で、一気にホームをかけぬけ1点を先制します。
4回表
上鶴間の反撃。4番のあと数メートルでホームランという特大の2塁打が飛び出し1アウト2塁のピンチ。
続く5番のジャストミートした打球はセンター右にライナーで飛んでいきます。
誰もが「やられた!」と思った瞬間、センターゆうた(小)がダイビングキャッチ!
ビッグプレーが飛び出し、なんとか無失点に抑えます!
5回表 連打で1点を返され同点に追いつかれ、なおも2・3塁のピンチでしたが、ショートつばさがゴロを抑え、最少失点でおさえます。
5回裏 強烈なレフト前ヒットでうめが出塁。
さぶのピッチャーゴロで、うめは2塁フォースアウトとなりますが、ゲッツーを狙った相手の送球がそれて、さぶは2塁にすすみます!
その後2アウトとなりますが、1番ゆうた(竜)のセンター前ヒットの間にさぶが2塁から激走!
大きな勝ち越し点をもぎ取ります!
6回表 ふたたび相手4番の2塁打から、内野ゴロの間にランナーを返され、再び同点に追いつかれます。
6回裏 3番かなとの2塁打、4番ゆうたのセンター前ヒットでチャンスを作ります!
かなとが牽制でアウトとなってしまいますが、5番たくみの値千金のスクイズ成功で三度勝ち越します!
3-2 ここを抑えれば勝利となる7回表
先頭を打ち取りたいところでしたが、強打のブラックス。9番バッターながら力強いバッティングでレフト線を破られ、ノーアウト2塁。
ワイルドピッチで3塁に進められ1アウト3塁となり、相手2番バッターの打球はセンター前に(;_;)
同点に追いつかれるも、センターゆうた(小)のナイスフィールディングでセンターゴロに打ち取り、追撃は許しません。
三度同点となった激戦はそのまま特別延長戦へと突入します。
ノーアウト満塁からスタートする特別延長
相手の先頭はここまで絶好調の4番バッター
緩急を使いわけ必死のピッチングで追い込んだたいきでしたが、低めのストレートをセンターにはじき返されます!
4回にダイビングキャッチしたときよりも厳しいライナー。
センターゆうたも果敢に飛び込み、グローブに当てますが、わずかに届かず2塁打に。
さらにランダウンプレーで相手ランナーにボールが当たる不運などもあり、5点を取られてしまいます。
8回裏 5点を追いかける旭フェニックス
こちらも1番からの良い打順です。
先頭ゆうた(竜)のレフト前ヒットで1点を返し、まだまだいけると盛り上がるベンチ応援団!
しかし、5点を先制した相手の内野陣は落ち着いていました。
無理に前進せず、定位置で守る相手内野陣を打ち崩せず、最後はゆうた(小)のジャストミートした打球もショート正面となり、試合終了。
6-8 惜しくも準決勝進出はなりませんでした。
たいきの打たせて取るピッチングに守備陣も応える旭フェニらしい守りの野球で相手の猛攻を最少失点に抑えました。
課題だった打撃もいつも以上にヒットも飛び出し、エンドランもスクイズも決め、積極的な走塁で点を取り、持てる力はすべて出し切りました。
敗れはしたものの、見ていた誰もが認める、今年1番の試合でした。
少年野球の試合でここまで心を揺さぶられるとは思いませんでした。
感動をありがとう。
試合後、選手はもちろん、監督、コーチ、父母の目にも涙が。。。
秋季大会は終わってしまったけど、まだ試合は続きます!
最後まで旭フェニらしく闘っていこうぜ!